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時の流れは、浜辺に寄せる波のように、絶え間なく寄せては返してゆく…。

溢れる想いが心の沖(奥)より寄せて来ては、記憶の最果てへと返してゆく…。
積み重ねてきた想い出たちは、どんなに叫んでみても、もう此処へは帰っては来ない。
過去の想いは、過ぎ去りし想いである。
後悔は先に立たず、ただ後(過去)に残るものである。
持越し苦労を背中に背負って、足を引きずり歩く必要はない。
昨日の悲しみは昨夜にして終わり、流した涙は浄化の雨として、心の曇りを既に流し去ったのである。

誰にでも、どのような人にでも、分け隔てなく平等に、朝はやって来るものである。
貴方は素直に、訪れ来たる朝の光を受け入れよ…。
希望に満ちた新たな時間を、明るい心で踏み締めよ…。
そこにこそ人生に於ける新生が始まるのである。

『人、新たに生まれねば、神の国(愛の世界)に入ることあたわず…』
聖言は斯くの如く示しているのだ。
罪過(あやまち)は逸早く悔い改め、明日(未来)を生きるための智恵と教訓とに変換して、貴方が踏みしめる今日の一歩に、総ての想いを凝縮すれば良いのである。

悲しみに泣き濡れる者よ喜べ…。
貴方の体験が生かされる時期が来ているのである。
苦難困難に苛まれている者よ歓喜せよ…。
貴方の経験が他人を生かす心の糧となる時期が来ているのである。

運命から逃れんとする者は、かえって運命の手に掴まれ、運命に立ち向かう者は其の姿勢(徳性)ゆえ、運命の業力(因果律)を無力にするのである。
運命に立ち向かい苦難困難に戯れ、力士が土俵上にてガップリ四つに組むように、貴方よ横綱相撲を取れ…。
逃げてばかりでは横綱にはなれない。
逃げてばかりいては、永遠に運命の奴隷から解放されないのだ。
貴方の生命は愛の名の下に自由自在である。
愛は総てを超越して貴方の個性を輝かす、永遠なる新生の光である。

日本の象徴として聳え立つ霊峰富士に降り積もった白雪が、やがて山肌に染み込んで再び裾野から湧き水として湧きあがるまでに、だいたい七十年から八十年は掛かると言われている。
長い年月を掛けて砂地や泥間を抜ってさえも、湧き水そのものは清らかな透明感を保ち、手でとって喉を潤してみたくなるような新鮮さをも保っている…。

人間も斯くの如く、地上に生誕してより、何十年間の人生を通ってすら、その生命の本質は湧き水の如く清浄である。
多くの経験を通し、多くの体験を得て、苦しみも悲しみも全て心の糧として、教訓として未来に生かして取り組むとき、人生百般の出来事は悉く輝いてくるのである。

過去は過ぎ去り、もう戻っては来ないけれども、過去を輝かせることは可能である。
起こされた過去の事例を、どうこうすることが出来なくとも、貴方が現在を精一杯、悔いなく生き抜き、明るく素直で、喜び多き人生を生きんと努めるならば、貴方の未来は光で満たされ、幸福な人生を展開してゆくことが出来るのである。

その幸福なる未来を培ってきたものが何であったかを、未来の貴方が振り返ってみた時に、自己の過去の道程(足取り)に於いて悩み苦しんだ日々の、心を磨かれた問題が懐かしく思い出されるはずである。
貴方の過去の一つ一つが、現在の貴方の心境を創って来たと知るのだ…。
未来の貴方が喜び多き人生であるならば、貴方の過去が如何なる足取りであったとしても、貴方の過去は自ずと輝くのである。
あの時の自分の努力の一つ一つが、今の自分の心を築いたのだ…と。
あの時に自分を激しく取り巻いた境遇が、自分の心を磨いて下さったのだ…と。

自らの運命を素直に受け入れた時に、人間は新生を迎え、始まりゆく今日を大切に出来るのである。
決して今日を無駄には出来なくなるのである。

夢追う人よ、真に理想に生きる為には、日々新生に臨まなければならないのだ。
心の浄化に努めなければならないのだ。
そしてどうか心に留めてほしい。
新生への道は安易ではないことを。
易しくはないということを…。
怠惰の流れを、失望の流れを、欲得願望の流れを、その暗黒(負の河川)の流れを、光明(愛)の流れへと変えてゆかねばならないのだ。
既に流れている暗黒(負の河川)の流れを変える為には、二倍三倍の努力を要するのである。

逆に回っている歯車の回転を、正回転に変換させる為には当然、物理的にも精神的にも摩擦が起きると覚悟しなければならんのです。
強き意志で、確かなる決意を持って、貴方よ決断せよ。
理想に向かって歩み続けることを…。愛を無心に深めることを…。

現代の歪んだ流行りにズルズルと引き摺られない不退転の心(屈しない心)で、忍耐強く歩み続けよ…。
それが夢先案内人(光明の天使)である貴方たちの、新生の局面を迎えた生きる道(姿勢)である。



06  実相流転 【炎の道標編】 【風の道標編】

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この大地を歩む生命たちに、分け隔てなく平等に、与えられたる二つのものは、炎の如く萌え盛る生命と、限りなく開かれた可能性である。

だから誰もが自らの生命を尊び、希望を描き夢追うのである。
生命の尊厳と将来への可能性とを、限定され縛られることを貴方が嫌うように、人は誰もが自らの自由意志の抑圧を嫌うのである。

貴方よ生命(自由意志)の本当の意味合いを、歪めて解釈するな…。
自分一人のみの自由ばかりを追い求め、同時に他者へも影響が及んでいることを忘れてはならない。
貴方は一人で生きてはゆけないのだ。
無人島で只一人で生きてゆけると誤解する人よ、貴方は誰からも恩義を受けずに生きて来たとでも思っているのであろうか…。

こうして貴方が今、生きていることじたい、其の存在が此処に在ることじたい、貴方には父母が居たのである。
其の父母の恩恵を、既に受けている事実を忘れてはならないのだ。
父母への感謝なくして、貴方の運命の開花は有り得ないのである。

夢追い人にとって最も大切なものは、ただ愛の一言に尽きるのである。
愛なくば貴方の生命は無に等しいのだ。
愛こそ貴方の本名である。
本名である愛の想いを、貴方は無心で表現せよ。
貴方の本体である愛の想いを自由に開放せよ。
恥ずかしいとか姿形がどうであるとか、表現方法が粗野であるとか、こうした自己の外見ばかりに気を取られて、大切な愛の流れに蓋をするな…。
愛は表現しなければ完成しないのである。
人間が最も深めなくてはならない信念は、心からなる愛の想いである。
この深まりに終わりはないのである。

貴方が誰かを愛する時に、その愛が本物であれば、お互いの意志は疎通し、自己と他者の心は一体となり、通い合う心の中には、優しさと温かさとが流れることを実観する筈である。
それと同じように、貴方が無心に愛を実践する時には、この宇宙を統べる創造者の愛と一体化し、貴方の心より無限に愛の想いが湧き揚がって来るのである。
故に見返りを求めなくとも、愛の想い深き者ほど、宇宙の創造者の真実の愛に、より深く守られ導かれてゆくことになり、多くの愛を与え得る者ほど深き愛を受けることになるのである。

貴方よ功績や賛美は決して私しないで、常に貴方を守り導きたもう宇宙の創造者に還元せよ…。
感謝の言葉として、そして更なる深き愛の実践として…。
愛の世界に於いては、自己を捨て切れる者ほど、かえって生かされることになるのだ。
自己を捨てるとは命を絶つことではなく、我が内より湧き揚がる愛の想いを、貴方の個性を通して、純粋に自由に解放することを意味するのである。

貴方の内なる心には、宇宙の創造者と同じ、深き愛の源泉があるのである。
この自己の内なる愛の源泉を自覚し得たものは、他者の内なる心の奥底にも、同じ愛の源泉を見い出すのである。
現状がどうであれ、人間は本来『愛』そのものであると本当に自覚し得た者は、その自覚を更に深めんとして自らを磨き、輝き出したる愛の想いを素直に明るく表現し、他者への愛の行為として、日々の生活の神聖化を進めるのである。

この愛の想いを基盤として、常に自らの言動や全生活を自己チェックし、軌道修正することを惜しまないのである。
自己を汚なき者と錯覚するものは、その汚なき自己の視点でもって他者を見んとするがために、他者の内に、どれほど善きものが溢れていたとしても、かえって悪しきものを探してでも見い出そうとするのである。

夢追い人よ、貴方が本当に夢を追わんとしているならば、まず自己の内なる真実の愛の想いを見い出せ。
他者に対する優しさや温かさ、同悲の心、育む心、生かさんとする心、過ちを許す心、そして善導する心…。
内なる愛を見い出してこそ、誠に貴方の夢追いが、愛そのものとなりゆくのだ。
内なる無限の可能性を見い出せ。
生命の本源にたち帰れ。
愛の大河に超入せよ。

貴方の心の内なる愛の想いを解放する鍵こそ、貴方が本来は宇宙の創造者の深き愛と、一体であることを信じる力である。
信念の力である。
類が類を呼ぶのである。
愛深き者ほど、深い愛の世界にまで入る事が出来るのだ。
愛深きものほど、深き愛の大河を自らの内に宿しているのである。

貴方よ愛を深めよ。
深め続けよ…。
人生の本当の意義は、愛を深めるところにあったのだ。
人間が転生輪廻する理由も、常に個性を磨き向上を臨む理由も、他者との調和を望む理由も…。
全ての疑問を解くものこそ、この愛に他ならないのである。

貴方よ信ぜよ。
貴方が愛の子であることを。
光の子であることを…。
貴方が人生途上(夢追い人生)で深めねばならん只一つの信念は、正しく愛そのものである。
限りなく深き愛を開放する鍵こそ、貴方の信念の力であるのだから…。



06  実相流転 【炎の道標編】 【風の道標編】


山間の谷の奥地の、岩肌の僅かな隙間より、湧き出ずる清水の流れは、支流から本流へと流れ入り、山岳部を抜け平野を抜けて、やがて大海へと注がれてゆく…。

泉より湧きあがる水が、やがて海へと帰り着く訳であるが、一粒々々の水の粒子が、何故に一様に海へと向かうのか…。
何故、母なる海原へと帰りゆくのか…。

水は高所から低所へ流れ、粒子と粒子とが手と手を結び合い、全体の流れの中に調和して、大きな愛の営みの下に、全ての生命を生かしめてゆくのである。

動植物たちは喉を潤し、人間たちは水路を開いて水田に水を張り、生活に必要な農作物を育ててゆく…。
また人間はダムを造り水を堰き止め、大きな水圧を利用してタービンを回転させ、水力を電力へと変換し、生活の中に豊かさを創り出した。

水の粒子たちが上流から下流へと流れる間に、どれほど多くの生命たちの、豊かな生活と潤いとに役立っていることか…。

彼ら(水の粒子たち)は単に流れているだけではなく、流れの途路に於いて、全ての生命を生かし育む為に、自らの全生命を奉仕しているのである。
そして今も其の流れを絶やさないのである。
それは彼ら(水の粒子たち)が、その流れの方向に自らの使命役割があることを、確かに知っているからである。
そこに水の粒子としての大いなる理想があることを、確かに悟っているからである。

彼ら(水の粒子たち)は流れの途路(途中)に於いて、時には大きな岩に行く手を阻まれたり、時には干上がって水溜りとして照り残されたり…と、自らの使命を果たすことを妨げる何かに出くわすこともあるであろう。

しかし彼らは思い悩むことをせず、立ち塞ぐ大岩を、滔々と流れる水圧でもって、時には左右に擦り抜け、時には大岩を飛び越え、時には地下に潜り伏流水となり、時として全生命を懸けて大岩を粉砕してまでも、自らの使命役割を果たすのである。
彼ら(水の粒子たち)の常なる選択は、大いなる理想を常に選び採って善しとしているのである。
何故なら其処に愛があるからである。
愛こそ全ての総てであることを、彼らは悟っているからである。

人間には善も悪も成し得る自由があるかに見えるが、その理由を貴方は知っているか…。

善のみしか選択を許されないとか、逆に悪のみしか選択を許されないならば、人間は何処まで行っても操り人形である。
善も悪も成し得る自由の中で、敢えて自らの理想を善(愛)とするところに、人間が本来は光(愛)であることの証明を果たし得るのである。
其処に人生の意義(使命役割)があるのである。

立ち止まり俯向く貴方よ…

座り込み心を塞ぐ貴方よ…
悲しみに打ち比し枯れた人よ…
判断に迷う貴方よ…
貴方は迷わず理想を採れ
夢の奥なる愛を採れ

貴方が歩む人生が、二つ三つと枝岐れていたならば、最も愛に叶った方向を最後には選び取る貴方であれ…。

最も多くの人を幸福にしうる人生を、最後には必ず選び 取れ。
判断を惑わすものが、自己の欲得願望であることに気付け…。
失望や怠惰が判断を迷わせていることに気付け…。
臆病者は判断を決し得ないのである。
理想に対する確信が薄いからである。
理想実現の確信が強く深まる為には、貴方の理想(夢)に多く深く、清冽で純粋なる愛を注ぎ込めば良いのである。


貴方よ、幾多に岐れた方向(道)の中から、自らが最大最高の理想として選び出したる人生道を、貴方の判断で決定したならば、もうあとは迷うことなく、夢(光)に向かって歩み続けよ…。

他人に選んでもらった人生(道)ではないのだ。
貴方が選んだ人生(道)であるのだ。
勇気を持ち情熱を持ちて、遙かなる理想(光道)に向かって着々と歩む貴方であれ。

人生は、つねなる選択である。

一つの判断を決定した其の直ぐ後に、次なる選択が用意されているのである。
次なる選択を決した後に、また次なる選択に臨んでゆくことになるのである。
それは碁盤の目の上の一点にて、四方に道が用意されているようなものである。
たとえ選んだ方向(道)が違うものであったとしても、次なる選択の場面に於いて、過てる選択の反省と教訓とを兼ねて、正しい理想の方向へと軌道修正してゆけば良いのである。

貴方よ、判断し選択することに於いて、決して臆病になるな。

尻込みするな…。
常に自らの選択した過去(足取り)を、貴方の高き理想を基準として自己チェックし、更なる高き判断力・認識力が出し得るような、智恵と教訓とを見い出してゆけ…。
より高い判断力・認識力を得るということも、人生の目的の一つであると言うことである。

今一度、貴方に繰り返し言う…。

大河の流れは調和という高き理想の下に、敢えて自らの使命役割を選択して止まないということを。
そして彼らは全生命の進化発展の為に、無心に無欲に自らの生命を奉仕して止まないことを。
そうした彼ら(水の粒子たち)であるからこそ、清冽で純粋で、青く麗しき美しさを醸し出しながら、生き生きと伸び伸びと、優雅な流れをも醸し出していると言うことを。



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