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それでは睡眠欲の克服についてですが、此処では幾つかの具体的な方法を語ってみたいと思います。

先ず最初に言える事は、睡眠に入る時の気持ち其のものが、其のまま目覚めた時の気持ちとして残るということです。
つまり眠りしなに『眠い、眠い…』という気持ちで睡眠に入ると、目覚めた時も『眠い、眠い…』の気持ちが其のまま残っていると言うことです。
又は悩み事などを抱えたまま睡眠に入ると、どうしても目覚めが宜しくないのは皆さんの方がよく御存知かと思います。

睡眠中はスッカリ忘れていたかに思えていた悩み事が、目覚めた瞬間に蘇ってきて、寝床から起き上がりたくない衝動が走り、ついつい二度寝をしてしまう経験は多いのではないでしょうか…。
あと五分の幸せを貪りたくなる気持ちの原因は、えてして前夜(或いは前日までに)貴方の心に留まったストレスなどによる、悩み苦しむ思いの中に見い出すことが出来るのであります。

そこで睡眠に入る前と目覚めた後には、貴方にとって最も楽しいと思えることを行うようにしてみて下さい。
楽しい気持ちで睡眠に入るのであれば目覚めも楽しく迎えられます。
貴方にとって最も楽しい事とは何でありましょうか…。
何も無いのであれば、此れから其れを見つけ出せばいいのです。

次に言えることは、1日の生活の中で睡眠に当てる時間についてですが、大抵の人は自分なりの最低必要睡眠時間を持っていて、それが5時間の人も居れば7時間の人も居るし、稀に10時間以上は眠らないと辛いと言うような人も居るようです。
『自分は何時間以上は眠らないと1日の調子が悪い…』と思っている(思い込んでいる)此の思いこそ『固定観念』と言われているものなのです。
これを言い換えると潜在意識の奥底に強く印象しているところの『囚われた心』なのです。
長い年月を掛けて心に刻んできた印象なので、この固定観念を取り除くことは非常に困難です。

固定観念を取り除く方法は、新創世記の八大霊学『器霊学』にて詳しく触れておりますので、此処では固定観念を逆利用して早起きを心掛けてみることにしましょう。
つまり話は簡単で、今まで貴方が心に強く印象していた最低必要睡眠時間の枠を減らさずに30分の早起きをする為には、前夜の就寝時間を30分以上早く設定すれば良いのです。
早寝早起きの利点は昔から時折り聞かされた言葉でしょうが、今まで連れ添った固定観念に無理に逆らわず早起きをする為には、前夜は早く眠りに就く事が一番です。

なかなか眠りに付けないとお悩みの方は、ジャンルの違う何冊かの本を用意して就寝前に読書をする習慣を身に付けるといいでしょう。
また御自身が思いつく新たな方法を色々と試してみるといいでしょう。
とにかく前向きに取り組んで下さい。
そして翌朝に起きたならば二度寝や惰眠などせずに、どうしても眠たければ其の分だけ前夜の就寝時間を早める努力を心掛けるべきなのです。
早起きは三文の得(徳)と言われておりますが、富の代価が当て嵌まらない程の無限の価値が早朝にはあるのです。

時は金なり…。
早朝の時は光明なり…。

人間存在の根本を深く自覚させるだけの神聖さと荘厳さを兼ね備えている朝の時間に、貴方の夢を達成させる為の人知れぬ努力を積み重ねる時間として使って致だきたい…。
本来の徳積みとは、こうした人知れぬ努力精進の中で育まれてゆくものなのです。

固定観念について今一つ忠告しておきたい事は、早起きを試みる際に逆念として働き掛けて、歩み(努力精進)の足止めをするものこそマイナスの心(固定観念)であり、これは「早起きなんて出来ない、出来るはずがない…」という自己自身の内部限定であります。
この「出来ない…」という気持ちを抱いている間は、やはり何事も成就して行きません。
最初は思い通りに早起きが出来なくとも、『早起きするのだ、必ず出来るのだ!』と想い続ける事が本当に大切だと言えます。
どうか何処迄も諦めないで下さい。

貴方の心の中に巣喰う逆念(出来ないというマイナスの念)が、正念(出来るというプラスの念)によって全て中和されるまで、辛抱強く努力を重ねると言う事です。
就寝前に目覚まし時計を30分だけ早くセットしたならば、『早起き出来る…早起き出来た』と心の中で10回ほど唱えてみて下さい。
既に早起きが出来たのだという信念を持って断言して下さい。
この時に翌朝は既に早起きをして、清々しく朝を迎えている状態を心に強くイメージとして描ければ尚更、強い信念として心に刻むことが出来る筈です。
これは潜在意識下にある『早起きは出来ない』という逆念(習慣性)を『早起き出来る』という言葉の力で中和して、更に『早起き出来た』という正念(習慣性)を潜在意識下に植え付けることにより、潜在意識からの素直な働き掛けとして、苦痛なく爽やかな目覚めを迎えられるようにする為の処方箋の一つなのです。
そして翌朝に目覚め得たならば、何時迄も布団と友情を深めていないで、朝の散歩や読書あるいは其の他の趣味などで、楽しい一時を過ごしながら、徐々に早朝に強い精神を確立して致だきたいと思います。

早起きは老人がするものだ…という時代は既に過ぎ去りました。
歳を取ってから早起きをする人は凡人ですが、才能のある皆さんは若さ溢れる今この時にこそ、『早起きにトライ』すべきであると思います。
決して口先だけの凡人にはならぬように、どうか皆さん頑張って『早起きにトライ』して下さい。
早起きしていると前夜の寝付きも良くなるし、睡眠も深くなるので疲れも著しく回復してゆきます。



07 実相流転 【水の道標1】

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